勇気をもらった物語たち

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心にひびいた漫画たちを紹介していきます。たまに日常や生きてて思ったこともかきます。

江崎びす子さん「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」感想


原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ【電子書籍】[ 江崎 びす子 ]

 

フィクションだけじゃなく、コミックエッセイもいろいろ読みます。

今回紹介するのはイラストレータ「江崎びす子」さんの
ノンフィクションコミックエッセイ。

彼氏さんとのエピソードに和むだけでなく、
自分の「好き」に正直な江崎びす子さんから「好きなことをして生きていい」っていう勇気がもらえる内容でした。

 

 

どんな内容?

イラストレーターの江崎びす子さんとその彼氏の日常をつづったエッセイ。

タイトルからわかる通り江崎びす子さんは男性で、彼氏ももちろん男性。ふたりはいわゆる「ゲイカップル」なんです。

そんなふたりの日常なんですが、すごくかわいくて見てて和む。

やっぱりお互いのことが好きで、選んで一緒にいる関係は素敵だなと感じる一冊です。

 

「普通」じゃなくても全然大丈夫

2人のエピソードは読んでほのぼのするものばかりなんですが、

同時に「自分の好きなことして生きていいんだよね」って思わせてくれます。

 

例えば冒頭のこのエピソード。

江崎びす子「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」より引用

出典:「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」

大好きな原宿を楽しむのに年齢は関係ない、という2人。

正直、いい年の人は年相応の格好をとか相応の場所をみたいな感覚が私にもあったんです。

でも、よく考えたら、

人はみんな幸せに生きていいんだから、年齢でなにかを制限するとかもったいないよなと。その方が真理じゃない?

周りに変に思われる?変に思う人がいなくなればいいのでは?(暴論)

 

好きなものに正直でいられる理由

江崎びす子「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」より引用

出典:「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」

昔は「着たい服」よりも周りからの印象を優先していた、というびす子さん。

でも、彼氏さんの「今のびす子のほうが個性が出ていて好き」という言葉で、好きなファッションを楽しめているそう。

 

やっぱり、自分を認めてくれる人の存在は大きい。安心して好きなことができるっていうのは素敵なことですよね。

 

支えあう2

江崎びす子「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」より引用

出典:「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」

彼氏さんはお仕事を辞めて、学校に通っているそう。彼にもやりたいことがあって、自分らしく生きようとしているのかな。

私もこれから会社辞めようとしてるから思わず共感してしまいました。

年収も下がって、彼氏らしいことができなくなるという彼氏さんに、びす子さんは

 

かっこいい。

 

 

一生なかよしでいてください

江崎びす子「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」より引用

出典:「原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ」


このエッセイ全体的にはほのぼのしててかわいらしい内容だけど、お2人からは好きなものに正直で、自分の人生に向き合っている姿勢を感じました。そしてお互いのことが大好きなんだなって何より伝わってきます。

 

ほんわか幸せな気持ちになれて、応援したくなるコミックエッセイでした。

 

江崎びす子さんの生き方好きだなぁ~。

密かに応援してるクリエイターさんの1人です。

 

電子書籍で読む


原宿系ジェンダーレス男子と大型犬カレシ【電子書籍】[ 江崎 びす子 ]