【ネタバレ感想】やがて君になる5巻 | 私はあなたしか知らない。あなたはあなたになってほしい。
あらすじ
あの人を変えたい。そう思った侑は行動に出る。
劇の結末の変更を提案するが、それは燈子の望みとは違っていて…。悲願の達成を目前にして、迷いが生じる燈子。
「お姉ちゃんになるのが間違いなら、わたしは何になればいいの」
劇を通して彼女は何を見つける?
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※この先ネタバレ・画像ありです
5巻は侑が先輩を導くような描写
4巻の最後で「あの人を変えたい」と願った侑。
こよみに劇の結末変更を提案。
それは、七海先輩を近くで見てきたからこそ気づいた提案でした。
出典:やがて君になる 5巻
水族館に誘ったり、手を引いて館内を周ったり、
先輩へ思いを訴えかけたり、5巻では侑から先輩への働きかけが多めです。
七海先輩の迷い
出典:やがて君になる 5巻
先輩は先輩で迷いを抱えていて。
自分から見た姉の姿と、他者から見た姿が違っていること。
目指すものがわからなくなって、不安な時、会いたくなるのはやっぱり侑。
「会いたいな」
そう感じた時、タイミングよく侑からのお誘いが。
侑の言葉や、好きを受け入れてくれる姿勢に安心する先輩。
でも侑は、先輩を変えることを望んでいます。
先輩はそれを望まないのに。
踏み込むか、恐れるか
新しい脚本は、七海先輩には受け入れてもらえませんでした。
だけど踏み込んだことが大きな一歩。
踏み込めなかった沙弥香先輩の始めての表情が…
出典:やがて君になる 5巻
お姉ちゃんじゃない、君になるんだ!
七海先輩がお姉さんを目指すのは、
お姉さんへの自責の念、幼かった自分へのふがいなさとかいろいろな要素があるのだろうけど、
自己評価が低くて自分がないと思っていて、
だから不安でお姉さんを目指してた。
だから侑のことを好きな自分を見つけて安心する
っていうことなのかな…。
自分が見つからないことの不安があったように感じました。
だったらこの言葉は響いたんじゃないかと思う。
出典:やがて君になる 5巻
「そうじゃない!私はいまの先輩を見てるの!」って伝えてる。
そう考えるとしっくり。
個人的にちょっと「やがて君になる」っていうタイトルがしっくりきたシーンでした。
さて6巻は
出典:やがて君になる 5巻
6巻ではついに演劇がはじまります!
先輩は自分を見つけられるのか、侑との関係はどうなるのか?
という感じの巻です。
最近体調崩してて感想なかなか書けなかったのですが、6巻もはやめにアップしたいな。
そして7巻早く読みたいな。発売は5月でしたっけ。
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