【ネタバレ感想】やがて君になる 2巻 | 「好き」は束縛する言葉、わがままな言葉。
こういうあなたが好き って
そうじゃなくなったら好きじゃなくなるってことでしょ?
うわああああああ。
そうだね。
わかりすぎる。(語彙0)
表紙の、2人の表情が対照的です。
▼1巻の感想はこちら
mohitotumanga.hateblo.jp
※この先少しのネタバレと画像あります。
「やがて君になる」2巻のザックリあらすじ
七海先輩が無事生徒会長に当選し、新生徒会始動!
生徒会メンバーに「生徒会劇の復活」を提案する七海先輩には
ある思惑があって…。
「やがて君になる」2巻感想
沙弥香先輩の思いや、こよみの目指すもの
槙くんのちょっと癖のある一面などなど、
それぞれの登場人物の性格や気持ちも描写されて
「生徒会劇」を中心に物語は動きそうな予感。
この先の展開がさらに楽しみになる2巻でした!
七海先輩はどうして侑を選んだのかと、それに対する侑の気持ちも描かれます。
「好き」ではないけど先輩を思いやる侑
もしも今の関係がバレてしまったら、七海先輩の評判は?
七海先輩を「好き」なわけではないけど、彼女の立場を案じます。
先輩が劇にこだわるわけについて気にして調べたり、
先輩が自分に求めてるものを察したり、
頭がよいというか、面倒見がよくてよく気がつく子だなあ。
いろんなことに気づいてしまう性質だからこそ、この先いろいろ悩みそう。
沙弥香先輩の嫉妬
百合っぽい先輩だと思ったけどやっぱりそうだった(偏見)
「燈子の一番の友人」で 、彼女のことはなんでもわかっているつもりだった。
だけど侑に見せる彼女の表情は今までに見たことがないもので。
出典:やがて君になる 2巻
ちょっとだけ言えなかった本当の気持ち
出典:やがて君になる 2巻
本当は先輩のことを「好きになりたい」のに
「好きにならないよ」と。
先輩にとって都合のいい相手でいることを選んだ侑。
2人がこれからも一緒にいるのなら、
実は噛み合ってない気持ちが
先輩は「そのままでいてね」って思ってるから。
「好き」を持たないことの優しさ
「こうじゃなくなったら好きじゃなくなる」かああ。
もし今より太ってしまったら、
転職して収入が減ったら、
遠くに離れて環境が変わって、考え方が変わってしまったら…。
かみ合わなくなってしまったら…。
「好き」のポイントは人それぞれだけど、
ある日大切な人からもらえていた気持ちがなくなってしまったら
と思うと確かに怖い。
それまでに一緒に積み重ねてきた時間があれば
そんなひとつ何か変わったところで好きじゃなくなるってことはない気もするけど
でも、「ここが変わってしまったら無理」っていうこともあるよね。
「その人自身が好き」ではなく「その人のこの部分が好き」なのかな?実際。
何もしなくても好きって無償の親の愛くらいしか。
ウーーーーン。。
「好き」ってなんなんでしょうね。
槙くんが気になる
出典:やがて君になる 2巻
侑と七海先輩の関係を「僕だけの秘密の演目」
といって「大事に見守る」槙くん…。
なんだその考え方!
でも、私も侑と七海先輩の物語を楽しんでるから同じですね。笑
「サポートする方が性に合ってる」
「自分が主役は落ち着かない」
というパーソナリティにも通ずる考え方なのかな。
彼にも今後何かあったりするのかな。気になる。
恋愛は当事者になってなんぼだよ(何様)
▼3巻の感想はこちらです